今回は赤ちゃんとウォーターサーバーについて。
「硬度の低い軟水なら天然水でも赤ちゃんに飲ませて大丈夫かしら?」
そんな風に考えているママさん達は多いと思いますが、真相は・・・・
前回の記事で殆どの天然水メーカーは、硬度の低い軟水も扱っているので、赤ちゃんも大丈夫だという事を書きました。
しかし、天然水は検査基準がそんなに厳しくなく、18項目しか検査はありません。
ちなみに水道水は50項目の検査に通らないとダメなんです。
そしてちょっとびっくりするかもしれませんが、発がん性のある「ヒ素」も水道水の5倍検査が緩いんです。
どういう事かといいますと・・・
ミネラルウォーターのヒ素の基準値は0.05㎎ /L以下に対し、水道水は0.01㎎ /L以下でないと検査に通りません。
まあ、0.05㎎ /Lでしたら、すぐに人体に害を与えるという事はありませんので、そんなに心配しなくてもいいレベルです。
しかしヒ素の他にも不純物が天然水に入っているという事だけでも、頭に入れておいた方がいいかもしれません。
微差ですが、安全性の順位は「RO水>水道水>天然水」となります。
天然水は検査の厳しい水道法ではなく、
検査の緩い「食品衛生法」で検査されます。
なので不純物が多いのは当たり前の事なんですね。
そいういった事から「水道水は赤ちゃんに危険だから、ミネラルウォーターを飲ませよう!」というのは間違いです。
むしろ水道水を沸騰させた方が安全です(^_^;)。
まあ、セシウムや病原菌の事件が出るまでは本当に安全だったというべきでしょうか・・・。
それと、水道水には塩素やカルキといった消毒成分が入っていますので、そのままでは赤ちゃんによくありません。
なので昔から1度水道水を沸騰させてから粉ミルクを作っていた訳です。
沸騰させれば塩素とカルキは、殆ど無くなりますからね(^-^)
しかし、赤ちゃんは深夜でもミルクを欲しがったりしますから、その度に水道水を沸騰させていたのでは、
お母さんの負担はますます増えるばかりです。
そこで温水もすぐに使えて安全なウォーターサーバーを、皆さん考えるわけですね。
実際に赤ちゃんの粉ミルクを作るのに、ウォーターサーバーはかなり便利です。
水道法はかなり厳しくて、どんな食品よりも1番検査が厳しいと言われています。
なので天然水が身体に良くないとか危険という訳ではないんです。
硬度の低い軟水であれば、天然水を赤ちゃんに飲ませても何の問題もありません。
しかしより完璧な安全性を求めるのであれば天然水よりもRO水ですよと言う事です(^-^)
参考にしてみてくださいね。